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旅
2009沖縄
ウミシダと共生する生物をもとめて今回はウミシダとそれに宿る共生生物を探してみた。
４月、沖縄は那覇空港に降り立った。
キューブインターナショナル安倍氏に迎えにきてもらっていた。
初日、某熱帯魚ショップのS氏の為に川に向かう。
沖縄の川にヒメヌマエビの変わったものが居ないかを探してみた。
北に向かい走る事３～４時間、安倍氏に連れて行ってもらった川は渓流の様な所。
川に入り、登りながらアミで採集する。
川での採集は下流から上流に向かう。
水が濁るからだ。
木の根が川にでている。
アミでガサガサあさると３種類程度の沼エビが捕れる。
サンプルを数匹パッキングし持ち帰る事となった。
写真を撮っていたときの事、
むずむずする！ブヨが両足に１０匹程度私の足に止まっている！
はらってもまた向かってくる。
写真を撮る時は逃げ様がない・・・
後でものすごくかゆくなる事を覚悟した。
安倍氏の事務所に行き採集したエビをリパックし、ホテルに帰る事とした。
翌日、朝起きてものすごいかゆみに襲われた。
ホテルを出て、安倍氏の車に乗り込みウミシダを見に行く。
今回私は海に潜る道具は何も持ってこなかった。
海に着くといきなり漁師から一緒に潜るぞと言われ、
気持ちの整理も道具も無いところで海に出た。
安倍氏に助けを求めたが『良いじゃん』で片付けられた。
今回は採集したものを見せてもらうだけと思っていた所での急展開。
とりあえず借り物のウエットスーツ、マスク、フィン、BC、レギュレーター
入るには入ったがマスクが合わず、頭が痛くなった。
仕方なく私だけ海から上がり安倍氏と待つ事にした。
そう、安倍氏は海には入らなかったのだ。
次回着た時にはリベンジしてやると心に決めたのである。
待っていたが、海に出れば私の事、ウズウズしてきた。
水深は１０m、下を見れば漁師が見える。
素潜りで十分。
行くか。痛くなるマスクを付け、行ける所まで行く。
水底に着き、漁師の取り方を見る。
んん・・・。
あまり魚は居なそうな・・・。
案の定、あまり採れない様子。
何度か見に行き、頭が痛くなって来たのでウミシダを一つ捕まえて漁師に渡し、
上がる事にした。
やはり、沖縄に来るときは予定がなくても準備はしてこようと思ったものだった。
さて、ウミシダが上がってきた。
皆で運びあげた。
ジップロックに１匹ずつ、絡まってしまうからだ。
私と安倍氏でジップロックを開け、ケアとヤドリエビ探し。
珍しいエビやらカニやら、ウミシダウバウオも出てきた。
１匹ずつパッキングし、ストックタンクに浮かばせる。
明日kazikaに送る為である。
漁師達と別れ安倍氏とメシを食べながらミーティングをし、この日はぶらぶらでした。
翌日、安倍氏のもとでパッキング、
買い付けたもろもろの生物をパッキングし、ヤマト運輸に持ち込む。
明日店長大変だろう、そう思いながら海に。
この日は安倍氏の仕事のお付き合い。
安倍氏曰く、マングローブの種をカニが巣に持ち込むらしい。
でも、全部は巣に入らないのでそのまま芽がでるのだそうだ。
このマングローブの種、海水でちゃんと芽が出る。
kazikaの水槽で根が出て葉も出てきた。
安倍氏とトントンミー！だのカニ〜だのと騒ぎながらの採集をしていた。
どう見ても子供の磯採集。
中年男の楽しいひとときです。
翌日、この日も安倍氏の仕事のお付き合い。
イモガイの注文が入ったらしい。
２５個。
安倍氏が海に入って行く。
私は浜でぶらぶらしながら何かないか探してみる。
この日は潮が悪く、浜でぶらぶらでは何もとれない。
見かけたものはツマジロサンゴヤドカリ、ツマジロ・・ツマジロである。
まあ、何も持っていないので仕方ないし、私は基本的に採集はしない。
でも、これはいけるかも！と言う生物を発見した。
安倍氏に伝え、いつか採集してもらう事にした。
潮も満ちてきて、帰ろうとしたとき私は聞いた。
私『クモガイ何個とれた？』
安倍氏『たんね～よ』
私『じゃあ手伝うよ注文２５個？あと何個？』
安倍氏『１０個くらい』
二人で探す事数十分、合計２６個
１個多い、
私『某問屋であれば３０個買わせろ』
また探し始める。
３２個・・・・
私『いいや２こ添付だ』
カノコガイを採りに行く
川の河口域の干潟
砂地の石にカノコガイは付いている。
水槽でも細かい砂を使う。
ライブロックやガラス面に付いていた貝が落ち、
起き上がれなくなって死んでしまう事がある。
カノコガイは細かい砂でも大丈夫なのである。
自然界でもそのような環境に住んでいるからなのだろう。
海には色々勉強させられる。
海を見る事で、水槽に反映出来る。
私たちも水槽を、海水魚を飼育する事で自然の偉大さを感じる。
感じた心で海をどう見たら良いか考えさせられます。
２００８フィリピン（セブ）
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