海水魚飼育のお話

トリコディナ

この病気は特にクマノミなどに多く、
新しく投入した魚がストレス等によりなりやすい病気です。
粘膜がただれたようになり、白濁肥厚して最悪死に至ります。
織毛虫、トリコディナ原虫が生息しており、弱った魚の特に表皮に付きます。
魚の体色は人間の顔色のような物、いつもと違った体色、
黒ずんだりしている場合は何らかのサインと思ってください。
この病気も白点病と同じ治療法でよく、淡水浴で治療をします。
2分程度淡水浴をして、症状にもよりますが、指でなでるように魚の表面の粘膜と共に取り除きます。
その後さらに3分から5分程度淡水浴をして下さい。
飼育水槽にはヒコサンを入れつつ治療をして下さい。
その他の病気についても取りあえずなんの病気かわからない物は淡水浴をして様子を見てください。
ここしばらく試していた治療法法です。バケツに真水を入れ、グリーンFGを入れ、5分、その後1分たったら海水を半分たし、
さらに5分後海水をたし、さらに海水をたす、比重がほぼ水槽と同じになったら水槽に放す。と言う方法です。トータル30分ぐらいかかります。
また、入荷後、完全溶解した真新しい海水に魚を入れ、翌日また真新しい水を作り魚をいれ、これを状態がととのうまで毎日くり返すのです。
症状によりグリーンFゴールドをほんの薄く入れる場合も有ります。
いろいろと試した結果考えたのですが、以外と治ります。クマノミ類は得に有効です。


最近各方面から入荷直後の寄生虫や病気の話をよく聞くようになりました。
昔から入荷直後には気をつけろと、言っておりましたが
この所多いようです。入荷後のトリートメントは大事で、それによって魚の状態が左
右されます。



page: 12345 | 6 | 78