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2013フィリピン(セブ)

2013年9月某日セブ島の漁師達と再会。
5年ぶりです。
漁師の採集から日本に魚が着くまでをこの目で見て来たい。

今回もパッキング等の指導をして来た。
出来る限り状態が良く店に持って来れるか。
彼らがきちんと魚の管理運搬が出来る様にする事も私たちの仕事です。
私たちは熱帯魚を販売し生活している。
漁師達の生活も支えていると言っても良いだろう。
突き詰めるとちゃんと魚達が状態良く日本に届かなければならないのです。
この地域はカエルアンコウを筆頭にニシキフウライやウミテング、ウミドジョウやウナギギンポのようなレアな魚。
もちろんチョウチョウオやスズメダイの類まで採集出来る。
そんな漁師達を支えることで私たちも楽しい魚達と出会えるのです。


久しぶりの船着き場。
砂地で広大なアマモ場が存在している。

島の港。
遠浅の海、桟橋も長く海につき出している。
何もかもがなつかしい。

船着き場から島の反対に漁師達の村がある。
漁師の船着き場はマングローブ帯の波が穏やかな場所にある。

村から約30分ほどのポイントに潜る事となった。
一緒に行動してくれた漁師がカメラ目線で一応のポーズをとってくれた。
彼の名はフレド。
私の案内役として採集を見せてくれた。

岩に囲いアミを仕掛け、魚を追い込みつつ採集する。

岩に囲いアミをセットし、追い込み採集する。

見て下さい、彼のフィン。
プラバンにサンダルのようなものを取り付けたフィン。
これだけで潜っている。
彼らの採集道具はほとんどが手作り。
皆それぞれの採集方法に合わせ道具を作る。
この海はいろいろな生物に恵まれ、
魚やサンゴ、イソギンチャクなどなど豊かな海である。

一つの穴に多種の魚達が隠れている。

シライトイソギンチャク。
このタイプのシライトイソギンチャクは岩に張り付く。
触手の長くのびるタイプ。

サカヅキカイメン。
沖縄より仕入れている事が多く、
沖縄の漁師もこれがカイメンである事を知っている人は少なかった。
私が最初に見たのはケラマ諸島だったかな。

美しいスターポリプもたくさんある。

セブの漁師達は珊瑚礁に隠れる魚を工夫して採集しているのです。
薬も使わずテクニックと体力で。
シッパーは基本的にパッキングストック。
インドネシア、沖縄などを見てきた経験からなのだが、
ストック水槽に魚を入れてキープしているシッパーの魚達は、
状態を崩しているのをよく見てきたからなのです。
魚の感じが何かあやしいのです。
海水の問題、水槽環境が悪ければ状態を崩すのであろう。
もちろんキチンとキープしているシッパーさんもいます。
セブのシッパー、漁師は採集後に新鮮な海水でパッキング、毎日水換えをするようにしている。
これが現状でのストックとしては最良だと考え実践させている。
出来る限り採集から日本に到着する時間を短くし、
採集後は
ストックの時間をかけず速やかに日本に送らせる様にしている。
今回も漁師達には私の小学生レベル?の英語と現地スタッフの通訳でいろいろな魚をリクエストしてきました。
今後は状態の良い魚達、珍しい魚達が来る事を祈る。
そうでないとクラゲに刺されつつ、漁師が上がりたいのをがんばらせたかいが無い。

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