海水魚飼育のお話

餌について

魚達は何を食べるのだろう。
サンゴ達は何を栄養としているのだろう。
私たちが飼育している生体はなにかしらの栄養を得る事で生命を維持している。
では、どのような栄養を与えれば良いのだろう。

自然界では食物連鎖で成り立っており、
植物や植物性プランクトンを動物性プランクトンが食べ、動物性プランクトンを魚が食べる。
栄養はシフトされるのです。
私たちが飼育している水槽を自然の海のようにする事も可能かもしれないが、
それをする事の弊害がある。
水槽内に私たちに都合の悪い環境を作る事にもなる。
では、どのように魚達に栄養をとらせるのか。
魚の中には植物性のものを好んで食べる種もあれば肉食性の魚もいる。
もちろん雑食性の魚達もたくさんいます。
魚の種を見極め、その魚に合ったエサを与えたいものです。

ヤッコ、ハギなどは植物性のものを好む個体が多く、
やはり海藻などを含む餌を与えたい。
カサゴ、カエルアンコウなどのフィッシュイーターは基本的に肉食。
ただ、肉食だからといって肉片だけでは栄養が偏ってしまうのです。
ビタミン不足になり、色アセや体系の変化、最悪内臓障害にも至る場合がある。

昨今いろいろなコンセプトにより開発された餌類が販売されている。
栄養価も高く、ビタミンやミネラルも豊富な餌も販売されている。
販売されている人工飼料の特徴、原料、成分などは飼育している魚に合う餌なのかを確認してほしい。

当店でのオススメ。

バイオビタミン
海水魚にとってビタミン不足は、人間と同様、様々な病気の原因となります。海水魚や、サンゴなどの無脊椎動物は、餌からビタミンを摂取していますが、同様に水中からも直接摂取しています。バイオビタミンはどちらの摂取にも対応します。従来品と違い、海藻から抽出されたミネラル成分でさらに強化されていますので、必要な全てのビタミンを効果的に供給することが出来ます。
(メーカーHPより)


オメガ3サプリ

脂質は本来海中の食物源には存在しますが、乾燥餌や生き餌であっても不足しがちな成分です。脂質不足は様々な病気の原因となります。特にHLLEと呼ばれる魚の頭部などに小さな凹みがいくつもできる症状などは代表的な例です。オメガ3サプリは必須海洋性脂質とビタミン群を含み、DHA、EPAなどのオメガ3脂肪酸も供給することで、魚の健康的な成長をサポートします
(メーカーHPより)

シュアーなどは多孔質に出来ており、
浸透も早く使い勝手が良い。
ただ、海藻類は全く入っていなく、
シュアーだけでの飼育はお勧めしない。
バランスを考え、交互に与えるなどをお勧めします。
ちなみに、海水魚はDHA&EPAを接種しなければ成長出来ない。
販売されている冷凍フードや乾燥フードでは全く足りない場合もある。
市販の乾燥飼料では不足している栄養があると言う事です。
栄養を補う事で元気な生物にしましょう。

カエルアンコウやカサゴ、タツノオトシゴ類などは、
与える餌に栄養豊富な餌を与え栄養をシフトしよう。

サンゴ等も環境により生息地が変わるのです。
光合成により栄養を作れるサンゴもあれば、
補食のみでの栄養を吸収するサンゴ。
もちろん両方。
水槽内ではいろいろなサンゴを同じ環境で飼育している場合が多く、
この場合、餌での栄養はかかせなくなるのです。

飼育生体によりご説明致します。
詳しくはお問い合わせ下さい。







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